2018/12/15、アトリの群れを探していたら、アトリが飛び去った後にカワラヒワがいた。
ついでに撮影しておこうと思いながら見ていると、二羽で仲良く採餌するカワラヒワがいたのでレンズを向けると……
奥の一羽が手前の一羽を追い払ってしまった。シビアな世界だ。
Enjoy birding
2018/12/16、早朝のフィールドは深々と寒さが身にしみた。
ベンチは触ると凍り付いている。濡れた布はいつの間にかゴワゴワになって、それが凍っているのに気がついた。実は、濡れた布が外気に触れて凍ることは聞いたことがあるのだけれど、実際に体験することは初めてで、寒さに震えながら感心していた。
少し前まで、半そででも平気な暑い日があったはずだが、いつの間にか季節は冬になっていた。
どこに季節の移り変わりがあったのだろうと記憶を思い返してみると、ここ数週間でクヌギやコナラの黄色い落葉や落葉針葉樹の赤い落葉が通路を埋め尽くしていたことを思い出す。
ここ一週間ほどで、木々の葉は散り、林や森は幹と枝だけの隙間だらけで、鳥の姿がよく見えるようになってきている。
あれほど樹上から飛んできて体にくっついてきたサトクダマキモドキももう姿を見かけない。
ここ数週間が秋から冬への移り変わりだったのだろう。
そんな感慨を後から文章化するときに思い起こさせたフィールドの池では、私的には今季初氷が張った水面にセグロセキレイが飛来していた。
ちょこまかと尾羽を上下させながら抽水植物の間を動き回っている。この寒さに使うカロリーを賄うためだろう、ひょいぱくひょいぱくと葉っぱについた何かを啄んで、ベンベンと鳴いていた。
その池の上空をアトリの30~40羽の群れがジュクジュクと鳴きながら飛んでいく。
冬鳥の季節がはじまった。
ぼけっと現れない観察対象を待っていたら、カワセミが現れた。杭にとまって時々池に飛び込み小魚を採っていた。
たまに他のカワセミも現れて縄張り争いなのか追いかけっこをしている。二羽でどこかへ飛んでいったと思ったら、別の場所から一羽現れたので、三羽居る。どれも今年生まれの幼鳥のようだ。
アオサギやらダイサギやらカワウやらが採餌しているので、小さなカワセミなら何羽でも十分に餌が採れそうな池なのだが、カワセミにとっては一羽しかダメな場所のようだ。
でも、この場所って繁殖期にカワセミが居着かないので、成鳥にとっては良い場所ではないらしい。だから、そんなに必死に縄張り争いをしなくても……と思ってしまう。
まあ、三羽並んでエサ取りしているところを撮影したいだけなんだけど。
コンコンコンと木をつつく大きな音が聞こえてきたのでアカゲラがいるのかと思って森の中に目を凝らした。
すると枝葉の間をU字型に飛ぶシジュウカラより大きな鳥。
双眼鏡で覗いていると、枝にパッととまった鳥は黒い鳥。尾は短いけどサンコウチョウだ。しかもそれがどう見ても四、五羽はいる。他にムシクイも……
8/18は涼しかったが、秋の渡りが始まったようだ。