今年もあっという間に過ぎてしまった。
一年を振り返り、行った事をチェックすると、必要なことは全て行えていて一区切りがついていた。これを充実した一年だったというのだろう。良かった良かった。
来年は、この残りを達成すれば良いわけだ。一年を過ごすという事はこういう事なんだと実感した。
画像はハイタカ、可愛い顔とちょっときつい顔
Enjoy birding
三連休、フィールドに出っぱなしだったが、最終日の24日はかなりの強風が吹いていた。
連休中は、いつもの観察もでき、さらに思わぬ観察もでき、十分な成果を得ることができた、という所か……
知人がα7を使っていたので見せていただいたのだが、フルサイズセンサーなのに、ボディーも薄く筐体自体も小さくて、驚いてしまった。自分が使っている望遠コンデジよりも小さいのだから。
さらにはミラーレス化による無音化はシャッター音が撮影の妨げになる分野での使用に途を広げたとのことで、これからますますミラーレス機は進展していくのではないかと思わずにいられなかった。
これからは撮影対象や撮影場所の光量によって、マイクロフォーサーズやAPS-Cサイズ、フルサイズとカメラを使い分けるのがベストなんだろうな。
写真は23日のミコアイサ。いるとは聞いていたが、探したらカルガモと一緒に泳いでいた。
23日は、ホシハジロが200羽以上いるのと、カンムリカイツブリが複数羽いるのが目についた。
新聞を見ていたら、
「空中環境DNAを使った鳥類調査法の確立を目指して」という高校生の研究発表が「文部科学大臣賞」に選ばれているという記事があった。
空気中のDNAを利用するという発想がすごいなぁと思う。
こういうのを見ると、アマチュアの観察者は、職業的研究者が比較的取り組みやすいDNAなどの遺伝情報関連の研究や高価な観測機器を使用する研究ではわからない、生き物の振る舞いなどからその意味を見いだせる研究につながっていく観察をしていくことが大切なんじゃないかなと思った。
2018/12/16、早朝のフィールドは深々と寒さが身にしみた。
ベンチは触ると凍り付いている。濡れた布はいつの間にかゴワゴワになって、それが凍っているのに気がついた。実は、濡れた布が外気に触れて凍ることは聞いたことがあるのだけれど、実際に体験することは初めてで、寒さに震えながら感心していた。
少し前まで、半そででも平気な暑い日があったはずだが、いつの間にか季節は冬になっていた。
どこに季節の移り変わりがあったのだろうと記憶を思い返してみると、ここ数週間でクヌギやコナラの黄色い落葉や落葉針葉樹の赤い落葉が通路を埋め尽くしていたことを思い出す。
ここ一週間ほどで、木々の葉は散り、林や森は幹と枝だけの隙間だらけで、鳥の姿がよく見えるようになってきている。
あれほど樹上から飛んできて体にくっついてきたサトクダマキモドキももう姿を見かけない。
ここ数週間が秋から冬への移り変わりだったのだろう。
そんな感慨を後から文章化するときに思い起こさせたフィールドの池では、私的には今季初氷が張った水面にセグロセキレイが飛来していた。
ちょこまかと尾羽を上下させながら抽水植物の間を動き回っている。この寒さに使うカロリーを賄うためだろう、ひょいぱくひょいぱくと葉っぱについた何かを啄んで、ベンベンと鳴いていた。
その池の上空をアトリの30~40羽の群れがジュクジュクと鳴きながら飛んでいく。
冬鳥の季節がはじまった。