アオサギが来る小道の秘密

 

アオサギが三羽も訪れていた、昨日7/19の池端の小道。

さらにキュートな目をしたアオダイショウまで訪れていた。

実際は、体長1.5メートルぐらいあって、非常に動きが素早く精悍なアオダイショウだったけど……

胸の羽毛が少し薄い、いつもいるハシブトガラスが何か捕まえていたので撮影してみた。

捕まえていたのは、セミの幼虫だった。

それで何となく予想がついた。夕方になるとアオサギが飛来するこの小道は、セミの幼鳥が羽化するために地中から現れて移動するため、それを狙ってアオサギが来るのだろう。

ハシブトガラスが、捕まえたセミの幼虫を食べないで運んでいるとみると、巣立ちした幼鳥に食べさせるのだろう。

この小道は夏の夕方が賑わう小道のようだ。

夕暮のアオサギ

夕暮時になると、空にはツバメが飛び交い、先ほどまでハシボソガラスの親が餌を採り、その巣立ち雛が餌をねだっていた池沿いの道に数羽のアオサギが飛来し、歩きながら草むらで餌を採っている。

その場所である時間にだけ見られる景色だ。その場所の知られざる一面の姿を見ることができた。そう考えると何故だか楽しくなる。

朝のカワセミ

 

本日7/15はカワセミが近くで見られた。

旨の羽毛が黒いので今年生まれの幼鳥、下嘴は若干赤みがあるけどほぼ黒いのでオスかな。

この場所は、巣立ち雛が来る場所で、繁殖には利用されないのかな。

下嘴が若干短いこの幼鳥、以前も見たような気がする。

オオセイボウがまとわりついて来る

プゥーンと小さな虫が体の周りにまとわりついてくるので、なんだろうと思ったら、メタリックブルーが綺麗なオオセイボウだった。

この綺麗なメタリックブルーを撮影しようとしたのだが、気温が高いためか、カメラを向けようとするとすぐに飛んでしまう。その癖、人の体の周りを飛び、体にとまって来る。

ミネラルを吸収しているのだろうな。虫や蝶が体に寄って来る理由をストレートに表現すると身も蓋もない。

 

夕暮のオオヤマトンボ

観察対象の姿が今日は見られず、しょうがないからツバメが鳴いている声でも録ろうとカメラを回していると、岸辺を巡回するオオヤマトンボのオスが目に入った。

岸辺近くを飛んでいく。

これは撮れるんじゃないかとコンデジを取り出して撮影してみたら、意外と撮れていた。

つい面白がっていたら、とっぷりと日が暮れてしまった。たまにはこういうシューティング系の撮影も良いか。

夕暮のアオサギ

薄暗くなったフィールドにアオサギが現れ、観察をしている私の近くを、ゆっくりと静かに通り過ぎて行った。

まあ、この近辺はハシブトガラスの縄張りらしく、少し前に来た時は、追い払われていたけど……

もう一度来たという事は、このあたり草むらは、良い餌場なのだろう。

ヒグラシの声

強風のなか観察を続けていると、セミの声に混じって「カナカナカナ」とヒグラシの声が聞こえて来た。

その者が無しい鳴き声から印象的には夏の終わりなのだが、ヒグラシは初夏から鳴くんだよね。

2018/07/09ヒグラシ

しかし、もう二週間以上夕暮れ時に強風が吹いているな。