夕暮れに出てきたアライグマ

夕暮れ迫る頃、ふと見た池の岸辺に灰色の塊が見えた。えっ、こんな時間にもう出るのとアライグマにカメラを向けた。

アライグマは一生懸命岸辺の水際に手を突っ込んで何かを探している。時折両手を口に持っていき、もぐもぐと顎を動かしている。

仕草が素手魚を捕るときとそっくりだ。水の中に手を入れて岸辺に向かって探っていく。何かが手に触れば、それを頼りに両手の中心に獲物を囲い込む。

ただ、アライグマの手というか前脚は人間と比べるとかなり小さいので、実際は何を捕えているのか。カエル? タニシ?

二頭は一心不乱に水の中に前脚をつけていた。