雨風の中

フィールドに出かけたは良いが、だんだんと雨と風が強くなっていった。

誰もいない。

水滴がついたクモの巣があちこちにかかっている。

鳥はウグイスだけが鳴いている。

ボーと強い雨風に揺れる森を眺めていて、音を録ったら面白いかもと思って、動画で記録してみた。

静かな一日だったが、カラスにお菓子を強奪される。

昨日5/5はサンコウチョウが鳴いたりしていたのだが、本日5/6はあまり春の渡りの鳥の鳴き声が聞こえず静かな一日だった。

何がいたかな。コアジサシ、オオヨシキリ、オオバンがいたか。

森ではなくてニッチな場所でキビタキは鳴いていたな。ウグイスがよく鳴いていたか。

そうそう、ちょっと目を離したすきにハシボソガラスに封を開けていないお菓子を掻っ攫われてしまった。慌てて追いかけて中身一つ取られただけで回収できた。でもすごいなカラス、どこで人が無防備になるか知っていて、食べ物を採れるか理解している。

一方、猫は食べ物をねだって愛嬌を振りまいていた。

まあ、猫がカラスのように実力を行使してきたら、その攻撃力にゾッとするのだが……

ホイホイホイ

フィールドでは一週間ぶりかエゾムシクイの「ヒッツキー」の声が聞こえていた。

シジュウカラなどのいつものメンバーのさえずりの中に「ホイホイホイ」という声も混じる。

エッと思って探すも場所がわからず、見つからず、気のせいかと思っていたら、すぐそばの林から聞こえてきた。慌てて探すと尾が短いが背中が黒っぽい鳥がいる。

本日5/5は、かなり近くでサンコウチョウを観察できた。

雨と強風の中

出かける時はそれほど雨が降っていなかったと思った本日5/3、フィールドに向かうにつれてどんどん雨は強くなり、結局、ズボンや上着がかなり濡れてしまっていた。

今日は暖かいと思ったのだが、濡れてしまったズボンは冷たく、濡れる前に来ておけばよかったカッパのズボンを重ね履きして暖かくした。

そんな思いまでして、本日は雨が降っているときにフィールドに出かける必要があったのかと思うが、ハクビシンが見られたり、強風で揺れる木々を見ながらで雨音を聞いたりで充実していたのかもしれない。

雨が止んだ後は、キビタキの鳴き声を聞いて、コジュケイの姿を見て、魚がカポンと立てる音を聞いて、色々と虫を見て、楽しめた。

日曜のクロジ

4/29の日曜日、クロジポイントに通りかかると、パッと八羽ほどだろうかスズメサイズの鳥が飛んだ。アオジとは異なるチッという鳴き声にクロジだと思って、足をとめて待ってみたら、渡りの途中でお腹がすいているのか、一羽だけ戻って来て採餌を始めた。こういう図太さはメスが多いのでメスだと思っていたのだが、画像を確認したらオスだった。旅に備えて体力をつけているのだろう。

昨日とは打って変わり

朝フィールドに出かけてみると、昨日はあちこちでよく鳴いていたキビタキの声がまったくしない。聞こえるのはシジュウカラ、ビーンとカワラヒワ、コゲラのドラミング。

閑古鳥が鳴いているという言葉が口から出て来るほど暇だったが、フィールドをぐるりと回ったら、オカヨシガモやらいたのでそれほどでもなかったか。

某アメリカンもサプライズとして健在だった。

 

だれがモグラを食べたのか考えたり、アリの結婚飛翔が見られたり、トビイロトラガの羽化が見られたり、強風の中を飛ぶアオヤンマを撮影したりで、なかなか良い一日だった。