雨降りの中、クモの巣が目に入った。よくある写真でクモの巣に水滴がついている写真でも撮ろうかと思いながらクモの巣を見ていると、隣の巣から小さなクモが糸伝いにやってきた。
エッ、クモって共食いするだろうと思ってみていたのだが、隣からやって来た小さなクモはそのまま大きなクモがいる網の中心部にまでたどり着いた。
二頭は絡み合っている。
交尾なのか? でも、クモも交尾で不用意にオスが近づくとメスに食われるはずだがと思いつつ、成り行きを見守ったが、そのまま二頭は別れ、小さなクモは隣にある自分の巣に戻って行った。
そこに別の場所から第三のクモが現われ、巣伝いに移動しようとしていた。
だが、その第三のクモはあきらめたようだ。やっぱり、縄張りのような何かがあるようだ。
その後、小さなクモはまた大きなクモがいるクモの巣に向かい、そのまま大きなクモがいるクモの巣を柱に固定している枠糸の根元で何かをしていた。
クモの種類はアシナガグモ。クモは動くものは同属でも容赦なくとらえると思っていたのだが、そういうわけではないようだ。