すぐそばを飛んでいった

某鳥さん、雪が残っていて餌が採りずらいのか、まだ明るい時間に飛んでいった。

2~3mほどの所を飛んでいったため、一瞬だったが目までよく見えた。目の周りの羽毛が毛羽立っているのさえ!

その顔はかっこいいというより、真ん丸な目がクリッとしていて、かわいい顔だった。飛ぶぬいぐるみ。まだ映る時間だったので、カメラを回しておけばよかったとちょっと後悔。

いたいけな子供のまなざし

椅子に座らず、そばにしゃがんでいたら、幼児が来て私の椅子を両手でつかんだ。

「えっ、それ私の……」

椅子だよと言おうとしたが、その幼児はいたいけな子供のまなざしを私に向けて来て、それ以上何も言えなかった。

私の椅子は本来の使い方をされ、とけた雪で若干泥に汚れた靴をのせ、幼児は自分の背が届かない窓から外を眺めることができた。

問題解決能力が高い幼児だ。

親は私に何も言わなかったが……

氷の音

鳥が鳴いているのかと思ったら、池に張った氷が日差しにきしんで音を立てていた。

今まで聞いたことがなかった音か。

話は変わるが、これをやったら面白いかなと思ってやってみたら面白かった。色々と考えることもできたので、有意義な時間だった。

カイロが暖かい

22日に降った雪がまだ解けきらず、それでもここ数日それほど寒くなかったのだが、昨日は寒かった。手袋をした手の指先がかじかみ、寒風が顔に当たると体がこわばった。今季一番の寒さだったんじゃないだろうか。

ただ、寒い割には鳥も見られたし、いただいたカイロを手袋の中に入れたので暖かかった。

笑っちゃう事態

一昨日のアライグマの群れに、気の荒いアライグマと競合するタヌキたちはさぞ肩身が狭い思いをしているだろうと思っていたが、昨日、暗くなったフィールドに黒い影がいくつかあって、何とか撮影してみたら、タヌキが七頭もたむろっていた。

昨日のアライグマはこのタヌキたちに逆に追い出されたのだろうか。

七頭ものタヌキが一堂に会している所なんて初めて見るので思わず笑ってしまった。

 

降雪の翌日

昨日の雪はまだ残っていた。雪で餌が採れないためだろう、アオジが路肩に出てきて採餌していた。

街中では積み上げられた雪で遊ぶ子供や広場の少し汚れた雪だるまを見たが、大量の雪が残るフィールドの広場にそれはないようだった。

フィールドでは、ちょこんと動いて木の枝にとまった鳥がいたので気にしていたら、背中を向けてハイタカがとまっていた。

ハイタカは目の周りの縁取りで凶悪な顔つきと思っていたが、かわいい顔をしていた。

しばらくすると北西の方向に飛んでいき急降下していたから、ハイタカの凶悪な顔つきを見た鳥がいるのだろう。

雪景色

雪が降ると街は大変なのだが、出かけてしまった。

おもしろいのは、やはり普段では見られない景色が広がっていて、どこもかしこも見ると新鮮な気分になる。

カラスは百羽を超えるだろうか、広場に降りて騒いでいた。

白銀の世界だと思いながらまわっていると、数少ない人影は、同じようにカメラを取り出し撮影していた。

だれも通っていない道は、通ると楽しい気分になってしまい、これがあっているのかなと思ってしまった。

 

 

冬霧

日の出前のフィールドは、霧に覆われていた。

朝出かけるようになって初めて見た冬の景色。

どこか別な場所に来たんじゃないか。普段は見られない全く違う景色がそこかしこにあるんじゃないかと、しばらくのあいだ撮影していた。

楽しいー!